2020-07-21

ベトナムの「ビーズサンダル」

ベトナムのホーチミンにあるビーズサンダル工房は、以前は靴屋通りと言われていたエリアですが、今では数件になってしまったという小さな路地に面しています。このビーズサンダルは、昔はベトナムでも多くの女性が履いていましたが、時代の流れにそって今ではほとんどが輸出用として作られているそうです。
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ビーズサンダルの工程をご紹介します。
アウトソールサイズの金型を使い、50x70cm前後のサイズのゴムパネルから機械でひとつひとつアウトソールをくり抜いていきます。取り都合を考えながら、無駄のないようにゴムパネルを使います。

同様に金型を使ってくり抜いたヒールと、アウトソールをボンドで接着します。

インナーソールは、PU(合成皮革)を使って取り都合良くカットします。



ボンドを使って接着したら、インナーソールのほぼ完成です。
このあと、ミシンを使って圧着させます。

サンダルのアッパーは、通気性の良いメッシュ素材に花柄刺繍を施したものを使います。ホーチミンの工房や家庭で、女性たちがビーズやスパンコールを一針一針をていねいに刺して作っています 。刺繍が一番時間のかかる行程と言っても過言ではありません。



刺繍を施されてシート状に仕上がったものをカットし、PU(合成皮革)を使って縁取りをするとアッパーができあがります。

続いて、インナーソールとアッパーを接着するために、ボンドを塗ります。

サンダルの木型を使って、アッパーを成形していきます。現在では木型はほとんどプラスチック製を使われていますが、元々は木製だったそうです。ちなみに、英語では靴の形状を決定づけるものなのでラスト(last)と呼ばれています。

釣り込みといわれるこの作業ですが、現在ではほとんどが機械で行われています。ビーズサンダル工房では、ひとつひとつ手作業で少しずつ引っ張りながら成形しています。

最後に、ボンドでアウターソールとしっかり取り付けて完成です。

ベトナムのビーズスリッパは、ハウス オブ ロータス直営店にてご覧いただけます。