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旅先に持って行く一着を選ぶのは、
いつも悩ましいもの。
スーツケースに詰めるワードローブを考えながら、
ふと頭をよぎるのはこんな想い―
「いつでもは難しくとも、
ほんのひとときだけでも優雅に
過ごせる余裕を持ちたい。
大人の女性なら誰もが抱くそんな理想を
叶えるのは、
実はそれほど
難しいことではないんです」
そう語る白澤さんは、多忙な日々の中でも非日常的なひとときを
上手に生み出す術を知る女性のひとり。
パリと東京を行き来する彼女に、
旅先で愉しむ“優雅”の秘訣を伺いました。

事前に情報収集した最新アドレスを巡る
のももちろん楽しいけれど、
私が大切にしたいのは
できるだけ予定を入れず
何もない1日を作ること。
お金をかけず贅沢な時間を過ごすことに
長けている人たち
の住む国に来ている
からこそ、それに倣ったひとときを。
カフェや公園に入り浸って
道ゆく人を眺めつつ
本を読んでもの思いに耽る…
忙しい東京では“非日常的な時間”に
心が満ちていく感覚を覚えるんです。
控えめな輝きを放つゴールドの箔プリントがブラックワンピを格調高く魅せてくれる品の良いデザインに一目惚れ。スタンドカラーもあいまって醸し出されるシノワズリなムードに知的な色気を感じます。

パリでは暮らしていた頃のように
過ごしたいから、
拠点はできるだけ
ホテルよりアパルトマン。
現地調達したコーヒーや
ハーブティーを淹れたり、
ちょっと出かけてはすぐ戻ってきて
お気に入りのチーズをかじって、
を何度も繰り返してみたり…
贅沢なホテルステイも素敵だけれど
ルームクリーニングタイムがないからこそできる
自由気ままな過ごし方に
フランスらしい時間の流れを感じます。
ヴィヴィッドなブルーが目を惹くセットアップ。華やかさがありながらデニム感覚で気負わず纏えるから、素敵カフェからピクニックまで幅広く活躍しそう。足元はリラックス感のあるものを合わせるのが気分。

宿の近くでお花屋さんを見つけたら
目の合った草花を
連れて帰るのがお決まり。
旅先では五感をフルに刺激して
その土地を感じたいから、
空気感と相性の良い色に囲まれながら
過ごしたいんです。
日常と環境の違う場所だからこそ
気になっていた冒険色を纏ってみて
新たな自分を発見するのも
楽しみのひとつ。
いつもの自分という思い込みを捨て
華やかな色を取り込めば、
気分が自然と上がります。
カラフルなプリントながらきちんと大人の女性らしくまとまったデザインはさすが。今回はベルトで締めましたが、そのままストンと着れば風を通すシルエットで五分袖なので暑い日にも重宝必至ですね。
東京とパリを行き来しながら “優雅なひととき”を
大切にする
エディター 白澤貴子さんをお迎えし、
インスタライブを開催。
旅先での過ごし方や洋服のTPOなど
「パリ・ヴァカンス編」の特集にまつわるお話を
二子玉川店からたっぷりと語っていただきます。
夏のヴァカンスが待ち遠しくなるような時間を、
ぜひご一緒にお楽しみください。
19歳からファッション誌編集に携わり、様々な媒体で編集から撮影ディレクション、ライティングまで担当。現在は雑誌やWEBでの執筆のほか、広告ディレクション、ブランドや企業のブランディングなども精力的に行う。また、パリ在住歴に裏付けられた独自の審美眼は幅広い年齢層の女性から注目され、自らデザインを手がけたヴィンテージマンションの取材は多数。国内外のブランドのミューズとして起用されている。
Instagram:@takakoshirasawa