ディナー前、まだ明るい時間にアペロをする時は、ブルーのドレスを着て。コットン100％で、少しシボ感があるから、軽くてドライタッチ、かつ、シワになりにくい。そう、リラックスタイムにはぴったり♡ ネックラインはどちらを前にしてもOK。少し日焼けした肌を生かして、この日はVネックを前に。アガベ、というサボテンの一種で作られる蒸留酒がテキーラ。35〜55度、とアルコール度数は高いのですが、私には合うみたい。カンクンでとにかくたくさん飲んだのは、テキーラベースのマルガリータ。マンゴーやライムのマルガリータは有名ですが、私が好きだったのはきゅうりやハラペーニョを入れ、グラスの縁に、チリソルトを塗ったもの。さっぱりしていて、本当においしかった。

旅先のプールや海でのおしゃれの楽しみは、東京の日常にはない色や柄を着られるところ。真っ青な空、海、そしてヤシの木のグリーン。このコントラストに似合うのは、黒や白より、きれいなカラー。例えば、ターメリックイエローのこんな1枚。オフボディでリラクシーなカフタンワンピースは、コットン100％。海やプールから上がったときにも、さらっと羽織れる♡ 独特なストライププリントは、インドの伝統的な手法によるもの。折りたたんだ生地を、2枚板で挟んでから染めていくから、少しグラフィカルでリズミカルな柄になる！遠目で見ても、バケーションのシーンにぴったり。デニムとタンクトップにレイヤードすれば、タウン仕様にもできるのが良いねえ。

メキシコの印象は、私の中ではピンクやレッド。奥深く、ドラマティックな色。そんな美しい色が溢れる景色になじむことが、旅のコーディネートの醍醐味。だから真っ先に旅のワードローブに選んだのは、深く沈む赤いドレス。二の腕をカバーし、ウエストの位置を高く、そして細く見せてくれ、言葉を選ばず言えば、メキシコの景色に「映える（ばえる）」1枚。「Nice dress」「Thank you.I desinged this」「素敵なドレスね」「ありがとう、私がデザインしたのよ」こんなふうに、カンバセーションが進んでいくのがとても楽しい。ハットとサングラスがあれば、ノーメイクでもOK(笑)。髪をセットしてメイクを施す――そんなプロセスも楽しいけれど、朝起き抜けで似合うドレスも最高！

カンクンは、妹とのバカンス。数日を過ごし、サンディエゴで長男と待ち合わせ。着いた日はオーシャンビーチにある、「予約の取れない、本当に取れない(笑)Cesarina」へ。ここ、とっても素敵で。オープンの16時半からクローズまで、ずっと混んでいるイタリアンレストラン。この日はテラス席、ここを強くプッシュした長男は体調不良で欠席（泣）。妹家族、彼女の義理父とみんなで一緒だったこともあって、柔らかなラベンダーカラーのドレスにしました。食事をする時は、上半身がアイキャッチ。袖のフリンジが動き、視線を集めます。立つと、ウエスト位置が少し下がっていて、シルエットはリラクシー。家族だけのディナーにはぴったり。リネンビスコースだからこそ、の色がしっかりのる感じ。好きだな。

サンディエゴのGaslampを散策。ゆったりとした空気感、素敵な一軒家も多く、そして可愛いカフェも。そんなエリアを歩くときは、ワンピースにスニーカー。ワンピースは、白ベースに細いストライプだから、遠目から見ると無地に見える！ さっと着て、きれいなシルエットを作ってくれて、足元は、実は何でもOK(笑)。フラットなサンダル、スニーカー、ローファーだって可愛い。たくさん歩く日だから、スニーカー合わせを基本に、髪は小さくまとめてキャップ、手ぶらで行動できる小さなバッグがあれば良い。シャーリングが施されたウエスト、ふんわりしたスカート。少し甘めのワンピースだからこそ、アクティブでスポーティな小物を合わせて、自由なバランスに。息子のカジュアルともグッドマッチ(笑)。