着た瞬間、“素敵っ！”と自分でも感動した自信作です。オーセンティックなのに、ほのかな艶とハリがあるドレストレンチは唯一無二の存在感に。背中のヨークを長く、肩はゆとりのあるラグランスリーブ、裾はギリギリまで長く。たっぷりとしたシルエットはそれだけで贅沢で美しいのですが、ジレを重ねたり、袖やウエストのベルトをキュッと結んだり。シルエットを変化させるのがまた楽しい。

黒のドレストレンチが醸し出す、レディな雰囲気に心惹かれる最近。その印象を大事にしたい日は、オールブラックでまとめます。冬の黒は重たくならないよう、質感の異なる黒を選ぶのがMyルール。前回コラボで作った繊細なブラックカフタンドレスに、’60sのフランス映画にインスピレーションをいただき、赤いリップやブーツ、カゴバッグを添えました。

今年はオシャレの冒険を楽しみたくて、“初めまして”のロングニットジレを製作。着てみると、ニットカーデ感覚で馴染むし、縦長効果でスラリと見えるし、あら、オシャレ上級者みたいねって(笑)。コートに重ねてストール風に、ベルトをONして大人っぽく。アレンジ自由でいいことだらけ。大人こそ、殻を破るときって必要なのかも。

秋にぴったりな、焦がしたキャラメルのようなブラウン。この色は、特にデニムと相性抜群なんです。古着のような褪せたブルーも、インディゴも、もちろんOK。実はデニムonデニムって、オシャレが好きな私でも勇気のいるスタイリング。でもやっぱり可愛くて着たいから！ジレを重ねると半分隠れるからトライしやすくて、まるで救世主みたい。

ニットパンツは冬のいちばんの相棒。上品なスエット感覚で、毎日はきたいほど暖かくて楽ちんなのに、大人っぽさも出る。程よいワイドシルエットにすることで、ヒールにもフラット靴にも合わせやすいし、脚長効果も期待できます。ボディラインを拾わない肉厚な素材感を大事にした、大人のための一枚。

大好きなシャツを冬仕様にしてくれる、ニットパンツ。今までのピタッとしたレギンスをワイドに変えるだけで今っぽいし、部屋着感も出なくておすすめ。合わせるのは黒でもいいのですが、カラーシャツに合わせるなら断然グレー。優しい雰囲気にまとまります。自宅でリラックスして過ごしたり、お出かけしたり。冬はコレなくして過ごせません。